いびき外来(睡眠時無呼吸症候群外来)
睡眠時無呼吸症候群とは、寝ているときに何度も無呼吸や低呼吸を繰り返し、
熟睡できずに昼間の眠気や起床時の頭痛などをはじめ、さまざまな合併症を引き起こす病気です。
日本人の2%~3%、約300万人の患者がいると推定されています。
多くの方は適切な治療を受けておらず、重篤なリスクを抱えています。
また、高血圧症、糖尿病、高コレステロール血症などの生活習慣病と密接な関係があり、
放置しておくと心筋梗塞・脳卒中・不整脈など循環器系の病気を発症する危険がわかっております。
- 日中の強い眠気
- 起床時の頭痛やだるさがある
- 夜間に息苦しい
- 大きないびきをよくかく
- 夜中に何度も目が覚める
〇検査方法
睡眠中の大きないびきや日中に過度の眠気を指摘され、外来を受診した場合、まず簡単な問診及び各種検査を行います。
※各種検査(問診・採血・心エコー・胸部レントゲン)
簡易型検査装置による検査は基本的にはご自宅で検査を行います。
初回診察時
- 各種問診(Epworth Sleepness Scale 睡眠時無呼吸の評価を用いた問診票)
- 採血検査(生活習慣病の合併を評価)
- 心電図
- 胸部レントゲン
自宅で一晩
簡易型検査装置によるスクリーニング
(指と鼻の下にセンサーをつけて眠りにつくだけで、いびきや呼吸の状態を測定します。)
金額は初回から簡易検査結果までで、6,000円~10,000円程度かかります。
※基礎疾患によって異なる場合がありますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。
〇治療方法
CPAP療法
(持続陽圧
呼吸療法)
CPAP療法は、寝るときに鼻にマスクを装着し、塞がった気道に空気を送り込んで、
気道を押し広げてのどの塞がりを防ぐことで、睡眠時の無呼吸を予防する療法です。
多くの場合、使用したその日から睡眠時無呼吸症候群の症状は改善されて熟睡できるようになります。
生活習慣病
の見直し
体重管理や飲酒、喫煙などの生活習慣改善のお手伝いを
医師、看護師、栄養士で行います。
気になる方は気軽にご相談ください。