GLP-1とは?種類・仕組み・薬の選び方
墨田区の痩身外来 すみだメディカルケアクリニック

監修医:石田一世(すみだメディカルケアクリニック院長・循環器専門医)

GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は、食事をしたときに小腸から分泌される天然のホルモンです。食欲を抑え、血糖値の上昇を緩やかにする働きがあり、このホルモンの作用を利用したのが「GLP-1受容体作動薬」と呼ばれるダイエット・糖尿病治療薬です。
リベルサスはこの仕組みを応用したGLP-1受容体作動薬です。マンジャロはGLP-1受容体に加えてGIP受容体にも作用する「GIP/GLP-1受容体作動薬」であり、GLP-1をベースとしながらも異なる作用機序を持ちます。
すみだメディカルケアクリニックでは内科・循環器内科の専門医として、全身の健康状態を見ながらGLP-1製剤の処方を行っています。
「なぜ循環器の医師がダイエット外来を?」と思われるかもしれませんが、答えはシンプルで、肥満は心臓病の入口だからです。当院では美容目的ではなく、心臓病等の予防のための選択肢の1つとして、メディカルダイエット(痩身外来)を行っております。

墨田区にあるクリニック

  • 東武伊勢崎線 東向島駅徒歩1分
  • 北千住駅・曳舟駅・押上駅・浅草駅からも好アクセス
  • 錦糸町・浅草・吉原・上野・御徒町・湯島エリアからもアクセス便利

GLP-1とは?

GLP-1(Glucagon-Like Peptide-1:グルカゴン様ペプチド-1)は、食事をとると小腸のL細胞から分泌されるホルモンです。食べ物が消化管を通過する刺激を受けて分泌され、血糖値の上昇に応じてインスリンの分泌を促す「インクレチン」と呼ばれるホルモンの一種です。

健康な人の体内でも自然に作られていますが、分泌後わずか数分で「DPP-4」という酵素によって分解されてしまうため、食欲抑制や体重減少への効果は一時的です。GLP-1受容体作動薬はこのGLP-1の作用を長時間持続させるように設計された薬です。

院長:石田一世(循環器専門医)の考え

「GLP-1はもともと糖尿病の研究から注目されたホルモンです。私は循環器内科・内科の専門医として、血糖・体重・心臓の3つは切り離せないものだと考えています。血糖値が安定すると体重も管理しやすくなり、体重が適正になると心臓への負担も減る——この連鎖を作ることが、メディカルダイエットの本質だと思っています。」

GLP-1が体重を減らす仕組み

GLP-1受容体作動薬が体重減少に効果的な理由は、以下の複数の経路で同時に働くためです。

① 脳の食欲中枢への作用

GLP-1は脳の視床下部にある食欲中枢に直接働きかけます。「お腹が空いた」というシグナルを抑制し、「もう十分食べた」という満足感を早めに引き出します。意志の力で我慢するのではなく、ホルモンの働きで自然と食べる量が減るのが大きな特徴です。

② 胃の排出を遅くする

GLP-1は胃の動きを穏やかにし、食べたものが小腸へ送られるスピードを遅くします。これにより食後の満腹感が長時間持続し、次の食事まで空腹を感じにくくなります。

③ 血糖値の急上昇を抑える

食後の血糖値スパイク(急上昇)を抑えることで、インスリンの過剰分泌を防ぎます。インスリンは脂肪の合成を促すホルモンでもあるため、その過剰分泌が抑えられることで脂肪の蓄積が減りやすくなります。

院長:石田一世(循環器専門医)の考え

「患者さんによく言うのは、「GLP-1製剤はダイエットを楽にする薬ではなく、食欲というホルモンの乱れを整える薬」だということです。食欲が強すぎる原因の一つに、GLP-1の分泌が少なかったり作用が弱かったりすることがあります。薬でその状態を補正することで、無理に我慢しなくても自然と食べる量が適正に近づく——それがGLP-1製剤の本質的な意義だと考えています。」

GIPとは?GLP-1との違い

GIP(Glucose-dependent Insulinotropic Polypeptide:グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)は、GLP-1と同じく食事の刺激で消化管から分泌されるホルモンです。主に十二指腸・小腸上部のK細胞から分泌され、血糖値に応じてインスリンの分泌を促す働きがあるとされています。

GLP-1との主な違いは作用する部位と役割です。GLP-1が脳の食欲中枢への作用・胃排出の遅延を通じて食欲抑制に強く関わるとされているのに対し、GIPは脂肪細胞のエネルギー代謝に関わる可能性が研究されています。ただしGIPの体重減少への具体的な作用機序については現在も研究が続いており、完全には解明されていません。

院長:石田一世(循環器専門医)の考え

「少し難しい話になりましたが、わかりやすく言うと、GLP-1は『食欲にブレーキをかけるホルモン』、GIPは『脂肪の代謝に関わる可能性があるホルモン』というイメージです。リベルサスはGLP-1のブレーキだけを使う薬、マンジャロはそこにGIPの働きも加えた薬、と考えると違いが整理しやすいと思います。」

GIP・GLP-1の両方に作用するマンジャロ

マンジャロ(チルゼパチド)はGLP-1受容体とGIP受容体の両方に作用する「GIP/GLP-1受容体作動薬」です。GLP-1のみに作用するリベルサス(セマグルチド)と異なり、2つの受容体への作用による相乗効果が期待されています。臨床試験においてマンジャロはリベルサスと異なる作用経路を持つことから、より高い体重減少効果が示されています。

GLP-1受容体作動薬の種類と違い

当院で取り扱うGLP-1関連製剤は主に以下の3種類です。それぞれ投与方法・作用のメカニズム・効果の強さが異なります。
臨床試験での体重変化におけるは、マンジャロ:SURPASS J-mono試験(日本人2型糖尿病患者・52週・15mg投与)_Eli Lilly Japan、リベルサス:PIONEER 9試験(日本人2型糖尿病患者・26週・14mg投与)_Merck & Co., Inc.を出典データとしております。

マンジャロ リベルサス フォシーガ ※1
一般名 チルゼパチド セマグルチド ダパグリフロジン
種類 GIP/GLP-1受容体作動薬 GLP-1受容体作動薬 SGLT2阻害薬
投与方法 週1回注射 毎日1錠 毎日1錠
主な作用 食欲抑制・脂肪代謝 食欲抑制 糖の尿中排出
臨床試験での体重変化 平均−10.7kg ※2 平均−2.4kg ※3 記載なし ※4

※1:フォシーガはGLP-1受容体作動薬ではなくSGLT2阻害薬ですが、体重管理目的で使用されることがあるため比較表に含めています。
※2:SURPASS J-mono試験(日本人2型糖尿病患者・52週・15mg投与)における結果。効果には個人差があります。
※3:PIONEER 9試験(日本人2型糖尿病患者・26週・14mg投与)における結果。効果には個人差があります。
※4:フォシーガの体重変化は各試験の副次評価項目として観察されたものであり、マンジャロ・リベルサスと同条件での比較データはありません。

院長:石田一世(循環器専門医)の考え

「どの薬を選ぶかは「効果の強さ」だけでは決めていません。注射に抵抗があるかどうか、現在の体重・体質・持病、他に服用中のお薬との相互作用、費用面のご希望——こういった要素を総合的に考えてご提案しています。一人ひとりに最適な処方を一緒に考えることができればと思います。」

循環器専門医がGLP-1に注目する理由

セマグルチドを用いたSUSTAIN-6試験(注射製剤)では、2型糖尿病患者において心血管死・非致死性心筋梗塞・非致死性脳卒中の複合リスクが有意に低下することが確認されました。なお経口製剤(リベルサスと同成分)を用いたPIONEER 6試験では、心血管リスクを悪化させないことが確認されています。

院長:石田一世(循環器専門医)の考え

「循環器専門医として、GLP-1製剤が単に痩せる薬ではなく、心臓病の予防にも寄与しうるというエビデンスには関心を持っています。当院の痩身外来を受診される患者様には、体重管理を通じて心臓病の一次予防にも貢献できることがベストだと考えております。」

処方検討対象となる方

  • BMI 25以上の方
  • BMI 23以上で、肥満関連疾患(高血圧・脂質異常症・糖尿病予備群・脂肪肝・睡眠時無呼吸症候群など)を有する方
  • その他、医師が医学的に必要と判断した方

原則として処方できない方(処方不可)

健康状態やBMI等を総合的に判断し、医学的に適切でない場合は処方をお断りしています。

  • BMI 20未満の方、または18歳未満の方
  • 妊娠中、妊娠希望中、授乳中の方
  • 摂食障害が疑われる場合、または神経性やせ症の既往がある方
  • 重篤な膵炎、甲状腺髄様癌、MEN2(多発性内分泌腫瘍症2型)の既往がある方
  • 重度消化管疾患、重篤な精神疾患のある方、その他医師が不適当と判断した場合

副作用・安全性について

GLP-1受容体作動薬に共通して起こりやすい副作用は以下の通りです。薬の種類・用量・体質によって出方は異なります。

よくある副作用(投与初期に出やすい)

  • 吐き気・嘔吐
  • 胃もたれ・消化不良
  • 下痢・便秘
  • 食欲低下

まれに起こる可能性がある副作用

  • 急性膵炎(強い腹痛・背部痛・発熱がある場合はすぐに受診を)
  • 胆嚢疾患(胆石・胆嚢炎など)
  • 低血糖(他の糖尿病治療薬と併用している場合)

当院では全員最少用量から開始し、安全に治療を進めていきます。

よくある質問

GLP-1製剤を使えば必ず痩せますか?

効果には個人差があります。食欲の抑制を感じながら適切な食生活を意識することで体重減少につながりますが、薬を飲むだけで自動的に痩せるわけではありません。当院では薬の処方と合わせて、食事・生活習慣のアドバイスも行っています。

ずっと飲み続けないといけませんか?

永続的な服用は必須ではありません。体重が目標に近づき、食習慣が安定してきた段階で医師と相談しながら減量・終了するプロセスを踏みます。

マンジャロとリベルサスはどちらを選べばいいですか?

注射が可能で効果を優先したい方にはマンジャロ、飲み薬で始めたい方にはリベルサスが向いています。

市販のGLP-1サプリとは違いますか?

まったく別物です。市販で「GLP-1」と記載されたサプリメントは食品であり、医薬品のGLP-1受容体作動薬ではありません。GLP-1受容体作動薬として国内の承認審査において安全性・有効性が評価されているのは、医薬品として承認された処方薬に限られます。

医師紹介

院長:石田一世

院長写真

経歴

  • 平成18年3月:岩手医科大学卒業
  • 平成18年4月:東京女子医大病院 初期臨床研修医
  • 平成20年4月:東京女子医大病院 循環器内科
  • 平成22年4月:独立行政法人横浜医療センター
  • 平成24年4月:西新井ハートセンター病院
  • 令和2年4月:多摩北部医療センター
  • 令和4年4月:東京心臓不整脈病院 診療部長
  • 令和5年10月:品川メディカルクリニック 高輪医院銀座
  • 令和6年11月:すみだメディカルケアクリニック 開院

保有資格

  • 日本内科学会内科認定医
  • 日本心血管インターベンション治療学会認定医
  • 日本循環器学会循環器専門医
  • 日本医師会産業医
  • オンライン診療資格修了

学会

  • 日本内科学会
  • 日本循環器学会
  • 日本心血管インターベンション治療学会
  • 日本抗加齢医学会
  • 日本オーソモレキュラー医学会

診療時間

午前 × ×
午後 × × ×
受付時間
午前9:15〜13:15 午後14:30〜18:30
診療時間
午前9:30〜13:30 午後14:45〜18:45

お支払い方法

電子決済

  • PayPay
  • au PAY
  • 交通系ICカード
  • 楽天ペイ
  • d払い

クレジットカード

  • JCB
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  • MasterCard
  • VISA

現金

  • 現金

アクセス

すみだメディカルケアクリニック
〒131-0032 東京都墨田区東向島5-8-3
East-island Bld. 2階

・東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)「東向島駅」徒歩1分
・京成押上線「京成曳舟駅」より徒歩約10分
・明治通り沿い「くすりの福太郎 東向島店」すぐ近く
・錦糸町駅から東武スカイツリーラインで約4分
・浅草駅から東武スカイツリーラインで約6分
・上野・御徒町・湯島エリアからも電車で約20分圏内
・吉原エリアからもアクセス便利

TEL:03-6657-5501

自由診療(GLP-1)に関する注意事項・リスクについて

当院の痩身外来は公的医療保険が適用されない自由診療です。医療広告ガイドラインに基づき、以下の事項を必ずご確認ください。

副作用・リスクについて

GLP-1受容体作動薬に共通する副作用として、吐き気、嘔吐、食欲不振、胃もたれ、下痢、便秘、急性膵炎、胆嚢疾患、過敏症などが起こる可能性があります。薬剤の種類・用量・体質によって出方は異なります。

医薬品副作用被害救済制度について

万が一重篤な副作用が発生した場合、本剤は肥満治療目的での未承認使用となるため、公的な医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

未承認医薬品等であることの明示

当院で処方するGLP-1関連製剤(マンジャロ・リベルサス)およびSGLT2阻害薬(フォシーガ)は、糖尿病等の治療薬として国内で承認されていますが、肥満治療を目的とした使用については国内で承認されていません。

入手経路等の明示

当院で使用する薬剤は、国内の医薬品卸業者を通じて適正に購入しております。

国内の承認医薬品の有無

肥満症の治療薬として国内で承認されているGLP-1受容体作動薬(ウゴービ等)はありますが、当院で扱う薬剤とは処方要件や剤形が異なります。

諸外国における安全性情報

米国(FDA)や欧州等では、一部の同成分薬が肥満症治療薬として承認されていますが、重大な副作用として膵炎・胆嚢疾患・甲状腺腫瘍のリスクが報告されています。